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 ビジネストレンド

不払い事件から訴訟準備に至るまで
 

電話の相手は、いつも連絡をくれる工程管理の担当者ではなく、契約担当者でした。
その内容は、まず私が抱えている案件数が多いことを挙げ、さらに依頼が増えそうだというお話と工程管理が一層煩雑になるかもしれない、そのため受発注形式を変更することにした、というお話でした。

「今後は発注元の会社から直接作業指示を受けて、動いていただく事になります。」

それが、マネジメント会社からの最後の“作業指示”となりました。

仲介会社の倒産を知ったのは、それから2時間後の事です。当日は作業報酬の振込日であったにも関わらず入金がなかったため、当時同じプロジェクトを担当していたワーカー(200名以上いたようです)の中で、仲介会社の近隣に在住していた数名が不審に思って会社を訪れたところ、倒産を告げる張り紙だけが残されていたという訳です。

当時、「仲介業者 → プロジェクトマネージャー → マネージャー → ワーカー」という形式で成り立っていた連絡ネットワークで、その事実が一斉に伝わりました。

最後の作業指示が来るまで、他のワーカーが業務報告や作業指示を仰ぐ電話を入れた時も普段となんら変わることなく、いつもと同じ様な遣り取りが為されていたと聞きます。
当日は私も業務報告の電話を入れていましたが、電話に出た担当者の対応も、その背後で微かに聞こえる社内の遣り取りも、普段と変わった点はありませんでした。

倒産を知った直後は「何かの間違いじゃないの?」という程度の認識しかできなかった私も暫く経ってから漸く事の重大さに気付き、「その会社からの入金は無くなってしまった」という事実に動揺しました。

詳細を知りたくても、相手とは電話が繋がらない。
請求締切の計算上、向こう3か月分となる不払いは大きいけれど、900kmも離れていては怒りに任せて捩じ込む事もできない。

憤りを感じながらも、頭の片隅では「未払いの作業料って、どうなるんだろう・・・?」と考えていました。
既にもぬけのカラとなっている仲介会社へ請求書を送っても、誰も居ないのだから意味が無い。
『訴訟』という形を、とらなくてはいけないのだろうか?
だったら、まず何から手をつけるべきなのか。
訴訟の費用は、どれくらいかかるのか?
全額補償は無理だとしても、訴訟を起こしてもとを取れるくらいには、なるのだろうか?

ネットで調べても解決策が見つからず、途方にくれていたところ、発注元の会社から電話があり「今後は当社との直接契約で作業してください」というお話を受けました。
仲介会社の倒産について尋ねたところ、発注元会社でも寝耳に水の話で非常に驚いているという事や、仲介会社が発注元会社へ異動契約を頼んだワーカーは私の他に極々僅かしか居なかったという事も聞きました。
そのプロジェクトに関わっていたワーカーの大半が、放り出されてしまった形になっていると知り怒りは一層増して行きます。
ただ、顧客に損害を与える訳にはいかないため、他のワーカーも契約をし直して作業は滞ることなく進められるようにしたいという言葉に安堵しました。
作業料については、既に当月の分まで仲介会社に支払済のため、再契約以降の支払いしかできないとの事だったので、未払い分は「やっぱり泣き寝入りか・・・」と諦めていました。

その数時間後。
リーダー格のワーカーグループから『訴訟準備に入る』というメールが届きました。

 

 



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