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 ビジネストレンド

過熱する医療機関のランキング化
 

このところ、医療機関のランキング化が相次いでいます。大手全国紙はほとんど紙面で医療機関に関するランキングを特集しました。また医療関係の記事も増える傾向にあります。中でも、日本経済新聞が特集した医療機関ランキング特集は掲載時から大きな反響を呼び、その特集をもとに出版された本も版を重ねています。

また、このようないわば“医療機関のランキングブーム”は雑誌にも及び、中には“居心地の良い病院ランキング”といった風変わり?なものまで登場しており、過熱気味の感があります。“医療機関のランキングブーム”は、患者サイド、医療機関サイド各々に根強いニーズがあることが背景として起きているのです。

相次ぐ医療ミスの発生、さらに今まで、質が高い医療をしていると思われていた医療機関でさえ信じ難いようなミスを起こしていたことが次々と明らかにされたことにより、患者サイドにはその権利意識の高まりと共に医療機関に対する不信感が形成され、近年、医療機関に関する情報ニーズが急速に高まっています。

一方、02年に初めて診療報酬がマイナス査定となり、昨年には医療費の3割自己負担が実施されるなど、政府による医療費抑制策は、患者減少など医療機関に大きな影響を与え、医療機関は全般的に経営が苦しくなっています。専門家の間では、“今後は、特色のある医療機関しか生き残れない”とする見方さえ出ています。

このような状況のもとで、主として新聞をはじめとしたマスコミが競って医療機関のランキングによる格付をするようになってきたのです。

各社のランキングをチェックしてみると、どの社もほぼ同じような基準でランキングを作成しています。具体的には手術件数や患者による人気投票や満足度といったものです。この基準によると例えば、心臓手術件数の1位はA病院で、胃がんの手術件数1位はB病院というようにランクづけされていきます。

また、手術件数が医療機関の“ハード面”だとすれば、医師や看護士の対応、病院食といった“ソフト面”については主として患者の満足度により評価しています。

このような評価方法によるランキングは、今まで全く存在しなかった情報であるので、今後も一定のニーズは得られていくものと思われます。しかし、問題がないわけではありません。手術件数や満足度の得票数といった“数がものをいう”基準はどうしても患者数の多い規模の大きな医療機関が有利になります。実際に各社のランキングの上位には知名度の高い医療機関が同じような順位で並んでいます。ランキングをよくみると、順位は良くなくても評判の良い医療機関はいくらでもあります。その一方で、上位の医療機関の中には手術件数を増やすため、手術の必要性の低い患者にも手術をする例もあるようです。

ランキングは参考程度にして、あくまでも自分の眼で医療機関の“良し悪し”を確かめるようとする姿勢が必要といえるでしょう。

 

 



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